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イオン銀行の金利はなぜ高い?

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メガバンクの定期預金金利が0.01%という中、イオン銀行は画像のように最大7%という高金利・・・

 

一体、なぜこのような高金利を提示できるのでしょうか。その仕組みを見ていきましょう。


そもそもどういう商品?

申し込み総額のうち一定割合分、投資信託を購入し、残りを定期預金にすると、定期預金の金利が破格になるよ、というもの。

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  • 投資信託30%分購入だと定期金利は3%
  • 投資信託50%分購入だと定期金利は5%
  • 投資信託70%分購入だと定期金利は7%

という3パターン存在します。

メガバンクの定期金利0.01%からすると、最低でも300倍というわけです。

 

なぜこのようなことができるのか。

肝になるのは、「購入できる投資信託が限られている点」です。



破格金利のわけ

イオン銀行は利益度外視なのか。超顧客想いなのか。というと、

そんなことはありません。

これでもしっかり利益が出ているのです。

どこから利益が出るか・・・?というと、その答えは「投資信託の手数料」です。

 

例えば・・・・

サンプルケース

  • 申込総額:100万円
  • 投資信託の割合:70%
  • 定期金利:7%

で購入したとします。

 

■定期預金の利息は・・・

  • 30万 × 7% × 90/365 = 5,178円(税引後4,142円)

となります。30万円預けて、5,000円近くもらえたら嬉しいですね。

 

イオン銀行は顧客に5,178円を支払わないといけない一方、儲けである投資信託の手数料は・・

 

■投資信託の手数料

  • 販売手数料 70万 × 2.7% = 18,900円
  • 信託報酬  70万 × 0.59% = 4,130円

インデックスJPX日経400を購入の場合

 

いかがでしょうか。

イオン銀行は5,178円支払い、顧客から18,900円+4,130円貰えるわけです。

※信託報酬に関しては、運用会社と信託銀行と利益を分けるので、4,130円全てがイオン銀行の儲けではありません。

逆に顧客は、5,178円と投資信託の利回りをGETし、イオン銀行に18,900円+4,130円の手数料を支払う(インデックスJPX日経400の場合)ということですね。

 

ただ記載の通り、投資信託の手数料は、投資信託ごとに異なります。

販売手数料などは、0%のものもあるわけですから、安い投資信託を選びたいですよね。

ところが、このセット販売、購入できる投資信託が限られていて、なおかつ販売手数料が0%などの安いものはありません。

購入できる投資信託一覧はこちら↓

「しっかり運用セットNEO」対象ファンド

 

支払う利息に対して、利益が下回りそうな安い投資信託は購入できないようになっているのです。

破格の高金利のわけは、ここにありました。

 

 


まとめ

  • イオン銀行は高利息を顧客に支払う代わりに、投資信託の販売手数料(&信託報酬の一部)を貰える
  • 購入できる投資信託は限られ、イオン銀行の利益にならないような手数料の安い投資信託は購入できない

このように、セット販売にはこんな裏があったりします。しっかり仕組みを理解した上で購入を検討しましょう。

 

これは単純なセット販売ですが、「保険と投信とオプションがセット・・」のような複雑なセット販売は、もはや素人には仕組みが全くわからないものもありますので、そのような商品は特に気をつけるべきかと思います。

 

とは言え、イオン銀行が悪いことをしているのかというと、全くそうではありません。

資産形成において、投資信託はとても重要なものですので、このような販促はいいことだと思います。

単純に、もともとリストにあるような投資信託を購入しようとしていた方には、とても「うまい話」ですからね。

 

 

 

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miniko
✎︎元為替ディーラー(銀行員) ✎︎元運用会社(リスク管理部門) ✎︎証券アナリスト1次(2次は取ってません?) ✎︎ FP 生まれてくる娘のため、賢い金融との関わり方を模索中です。